人間も食物も土も環境の産物で一体である。
人の命と健康はその土と共にあり、暑い地域や季節には陰性の作物がとれ、逆に寒い地域や季節には陽性の作物がとれる。
「暮らす土地において季節の物(旬の物)を常食する事で身体は環境に調和する」という考え方が身土不二ともいえます。
実際問題として、現実にこれは自給自足の生活に入れという事で難しい問題だとは思いますが、頭の片隅にこんな考え方もあるということは残しておいてもいい気がします。
身土不二の食事の基本として、日本で生活する私たちは日本の国土に適合した食べ物を摂るという考え方で、玄米または半つき米を主食とし、野菜、海藻、豆類、胡麻、小魚などを副食とします。
マクロビオティックの創始者である桜沢如一氏も、身土不ニ、一物全体(一つのものを丸ごと食べると全身の陰陽バランスを調整)を提唱しています。
身土不ニという言葉自体は、仏教の経典にある言葉で、身体と環境は渾然一体という意味になります。