扁桃腺(咽頭炎)が腫れて痛い時は、桔梗湯です。
桔梗には痰や化膿を鎮める効果があり、炎症や痛みを緩和する甘草とのふたつの生薬から成る桔梗湯は、扁桃炎や咽頭炎などで、のどが腫れて発赤し、痛みをともなうときに適し、悪寒や熱のない扁桃炎、扁桃周囲炎にも用いられています。
のどが腫れて痛みが強いときには、煎じ汁をひと口ずつ口中に含みゆっくりと飲み込みます。
【配合生薬】
桔梗(ききょう):2g、甘草(かんぞう):1~3g
桔梗は痰や化膿をとり、甘草は炎症や痛みをやわらげます。
これらの相乗効果で、よりよい効果を発揮します。
【適応症】
喉がはれて痛む、扁桃炎、扁桃周囲炎などに用いられ、喉が炎症をおこして赤く腫れ、痛み、咳、声のかすれなどをともなう人にも用いられます。
【使用上の注意】
アルドステロン症、ミオパパシー、低カリウム血症のある人は使用できません。妊婦も使用できない場合があるので、医師または薬剤師に相談してください。
むくみ、脱力感、血圧上昇などの症状が現れることがあります。