紫雲膏 シウンコウ

江戸時代の名医・華岡青州によって改良された純粋な植物製剤の軟膏で、「外科正宗」に収載され、今日まで受け継がれてきた漢方薬の中でも日本の代表的な外用薬です。


別名を潤肌膏ともいい、ひびやあかぎれ、しもやけ、やけどや痔などの皮膚疾患に適し、消炎、鎮痛、止血、殺菌、肉芽形成促進などの作用があります。


独特な赤紫色は、シコン「紫根」という植物の根の色で、炎症をやわらげ皮膚の再生を助ける作用があるといわれています。


紫雲膏はもともとはアトピーの薬ではなくやけどやけがなどに使う薬なのですが、アトピーの際に痒みを止めるのにも効果があるといいます。
原料も自然由来のものが使われていますから、安心して使うことができます。


ちょっと変わった使い方としては、花粉症・アレルギー性鼻炎の時に鼻の中に塗ると、多少は楽になります。

【配合生薬】
ごま油(ごまあぶら):1000g、みつろう(みつろう):300~400g、豚脂(とんし):20~30g、当帰(とうき):60~100g、紫根(しこん):100~120g

これらの相乗効果で、よりよい効果を発揮します。

 

【適応症】
ひび、あかぎれ、しもやけ、魚の目、あせも、ただれ、外傷、分泌物の少ない火傷、痔による疼痛、肛門裂傷などに用い直接塗ったり、ガーゼに塗ったものを貼ったりして使用します。

 

【使用上の注意】
化膿や汁の出ているものや高熱の人、患部のただれがひどい場合には使用できません。また発疹やかゆみなどが現れた場合は、使用を中止し適切な処置を受ける必要があります。

直葬・天国への引越