睡眠には、体は眠っているのに脳が起きている状態の「レム睡眠(Rapid Eye Movement)」と体も脳も眠っている「ノンレム睡眠」があり、約90分間隔で朝まで繰り返します。
ノンレム睡眠と呼ばれる脳の疲れを取るための深い眠りで深さにより4段階に分かれます。
レム睡眠と呼ばれる浅い眠りは(夢はこの状態で見ていると言われている)、体の疲れを取ったり日中の出来事や情報を整理し記憶として定着させていると言われていて、脳自体は覚醒している状態。
不規則な時間の睡眠が続くとレム睡眠が出て、これがよく言われている「金縛り」の原理で、意識はあるのに体は動かない=知識のない間は古今東西、魔物の仕業と思われいたのが面白い。
その他にはストレスが原因とも言われていて、本当のところはまだ不明との事。
ただ言えるのは、初発年齢が中高生が多く、心身のバランスが不安定である状態が、睡眠を浅くさせているので、バランスが整うと自然に解消されてゆきます。
レム睡眠は新生児では総睡眠時間の約半分を占めますが、その後次第に減少して、小児期では20%程度になり、成人とあまり変わらなくなります。
その後は加齢にともなって減少し、高齢者では15%程度となります。
睡眠全体の75~80%はノンレム睡眠で占められていて、深いノンレム睡眠で疲労回復し、レム睡眠時には記憶や感情を整理し、その固定・消去をしていますので、レム睡眠をとらないと技能の習得が悪く、語学の習熟が遅れるともいわれています。
このノンレム睡眠の状態の時に、よく言われている成長ホルモンが出て体の修復をします。
子供の場合は「寝る子は育つ」の言葉通り、成長ホルモンで大きくなってゆきます。