人力で移動できる乗り物として自転車は大変な発明だと思います。
凝り出すとこの世界も深く、目玉が飛び出す(古いか?)ほどの高価格の自転車もあるけれど、ここではあくまで運動不足の解消を生活の中に取り入れるという事で、家庭にある普通の自転車を取り上げたいと思います。
車社会やミニバイクをどうしても利用してしまいますが、この辺で意識を変えて、自転車(もちろん電動ではない分)はどうでしょうか?
自転車の良い所は…
①健康に良い事
自転車は下半身だけの運動だと思われがちですが、バランス感覚を良くしたり体全体の機能を高めます。
ある程度の時間、低強度の連続した有酸素運動を続けると、心臓の力だけではなく筋肉のポンプ作用により、心臓・循環器機能の活性化がうながされ血液の流れを良くし、メタボリック防止、足腰の衰え防止・筋力アップにつながります。
②環境に良い事
排気ガスを出さない。
さらにメンテナンスをしっかりすれば、長く使用出来ます。(これは経済的にも良い事)経済的と言えば、バイクと比べるとガソリン代や税金が不要。
よくリハビリ等で、エアロバイクなどが利用される事がありますが、関節への負担が少なく、体に痛みも出にくく、体への負担が少ないことから、自分で調整することにより、楽に運動が継続できる事や疲労が溜まらない程度なら、毎日でも続けられる利点があります。
さらに、足を引き上げる動作で太ももの筋肉や普段使わない筋肉が鍛えられ、人間が最初に弱ってくる下半身の強化にもってこいというところです。
自転車は速歩、水泳と並び代表的な有酸素運動のひとつになります。
有酸素運動は、呼吸をしながら酸素を取り込んで体内の脂肪を燃焼させる比較的緩やかな運動で、毛細血管の活性と発達を促し、肺が強くなり酸素を多く取り込めるようになります。
継続する習慣をつけると、呼吸循環系が発達し、同時に体脂肪も減るので、生活習慣病や運動不足の予防・改善につながります。
ダイエット等を考えている場合、男性の場合にはお腹周りの脂肪、女性の場合は腰周りが最後に落ちる場所なので、なによりも「継続」が大切になってきます。
この点からも、生活の中に自転車を取り込む事を考えて下さい。