脳も身体も適度に使用する事が必要。 |
とにかく昔は必然的によく歩き、よく体を動かしたと思われます。
時代が違うので、そうしなければならない状況で、さらに過酷な状況で体を壊した人も多かったとも思います。
何事も度を超すことは、あまりよくないけれど、今度は使いなさ過ぎや偏った使い方の問題が出てきている現状。
非常時には自分自身の体を支える筋力は最低限必要なので、普段の自分の基礎体力や運動能力を高めることを意識してください。
仕事上で体を適度に動かしている人は別にして、デスクワーク中心の人は意識して体を動かさなければ、体はどんどん弱くなります。
よくTVなどで、宇宙船に乗り込んだ人たちは重力の負荷がないこともあり、筋力を保つためにトレーニング風景の映像を見る機会も多いと思いますが、筋力の維持管理はやはり大切。
さらに最近では低体温の問題も多く出てきて、適度な運動の大切さを問われています。
低体温(冷え性)のことで少し書くと、健康的な体温は36.5℃~37.0℃で免疫的にも高い状態で、これが35.5℃位で長期間続くと、体にさまざまな問題がおき病気になりやすくなります。
体温が1℃下がると免疫力は30%下がり、逆に1℃上がると普段の5~6倍上がるといわれています。
これは最初に提議した血液の循環の問題に関わってきます。
東洋医学では「冷え性」を未病といい、病気ではないが、健康でもない状態を示しています。
対策は食物と運動、この2点を根本から見直すことが大切。
長寿で一時有名になった、「きんさん・ぎんさん」のきんさんが弱った足から再び歩き出すのに力を貸した医師・久野信彦氏の「老筋力」という本があります。
要約すると、
高齢者の筋肉トレーニングは禁止傾向にあるが、正しく無理をしないやり方なら、むしろ大いにトレーニングすることで、よりよい老後が送れる。
特に歩くことが大切で、ふくらはぎのハムストリングを強化する事で、血液循環がよくなり、脳の活性化にも好影響があらわれる。
良く言われる「足は第二の心臓」で、足の筋肉で収縮と弛緩により、下半身の血液を心臓に送り返す事が出来る。
ただ絶対に気を付けなければならないのが、現実や老化を無視しないこと。
ゆっくり自分のペースを守り、同時に怠けないこと。
人間の体は、頭と一緒で使わないと駄目になる。
よく使用するコルセットも腹筋、背筋の筋力を弱める。
腰痛の原因は、背筋の弱体化と負担の掛け過ぎ。
立っている時よりも椅子に座っている時、さらに中腰が最も負担を掛ける。
立っている時が体重の1.5倍、座っている時は体重の2倍、中腰は3倍~5倍近くにもなり、座っていて楽なのはあくまで足だけで、腰には大きな負担が掛かることを意識する。
筋肉が固くなるのは、使いすぎなどで、筋肉が酸欠状態になり乳酸が溜まるため。
筋肉を鍛えるときに、負荷がが掛かっているかどうかの確認が必要。
負荷が掛かっていると、筋肉が固くなっている。
体重のコントロール=食事に繋がる。
関節は動かさないと固まってしまう。
使うことと休ませることの大切さ。
など管理人の考え方と基本的には近い部分が多く、読みやすく高齢者の方には、特に参考になるのではと思います。
さらに生活自体が、軽いトレーニングになっている事が理想だと思います。