代表的な手のつぼを紹介しておきます。
合谷(ごうこく)
歯痛など虫歯などで歯が急に痛み出した時に。
大腸経の経路につながっており、のどの痛み、腹痛、月経痛など、あらゆる痛みや鼻水・鼻づまりなどにも効果があります。
《場所》
まず最初につぼの位置は個人差があるので、気持ちがいいとか痛みがあるとかで探ってゆきます。
合谷の位置は手の甲の、親指と人差し指の間の骨が交わる1本分手前ぐらいで、押すと鈍い痛みを感じる場所です。
《つぼ刺激のコツ》
親指を立てて小指の方向に強く押して下さい。
その後、丁寧にもみほぐして下さい。
左右両方を揉みますが、特に痛む位置と同じ方の手を揉むと効果があります。
痛ければ効くという訳ではないので力加減は注意してください。
腰腿点(ようたいてん)
腰痛 痛く重苦しい時に効果があります。
《場所》
人差し指と中指の間の中間、薬指と小指の間の中間にあります。
腰痛で腰を自分では揉みにくいので、手のつぼでカバーします。
《つぼ刺激のコツ》
人差し指を立てて、骨と骨の間を強く揉みほぐしてゆきます。(2ヶ所とも)
内関(ないかん)
胃痛又は首筋が張って痛い時、イライラやヒステリーを鎮めるつぼ。
消化器系に効果があり、胃腸の調子を整えたり、二日酔いや口内炎にも効果あり
《場所》
手のひらを上にして、手首のしわから指幅1本分の肘側寄りにあります。
《つぼ刺激のコツ》
左右前後に揉みほぐしてゆきます。
神門(しんもん)
どうきや息切れなど、神門は心臓の働きを調整するつぼと同時に経絡は小腸にも達する事から便秘にも効果あり。
《場所》
手のひらを上に、手首の関節の横じわと尺骨の中間のくぼみが目安。
《つぼ刺激のコツ》
親指を立ててくごみに、少し強めに押し込みながら揉みほぐしてゆきます。