骨格・背骨

骨格は人体の基礎部分。
立った時の良い姿勢とは…
側面から見た場合、耳→肩→太ももの付け根(大腿骨の上端)→膝→くるぶしのラインが一直線になり床と垂直になった状態。

 

体重が異常に増えたり、体を歪んだ状態で長く使用した場合に重心が狂い、新しい重心で動くため、さらに歪んでゆくという悪循環。

この歪みが背骨や内蔵に負担をかけ、首の痛み・肩こり・腰痛と皆がよく不調を訴える場所に問題を起こします。

 

対策として、
椅子に座った時は背もたれにもたれない事。
歯磨き等の時に片足立ちなどのバランスの強化。
車の使用を減らし電車・バスを利用し、出来るだけ立つ。
少し遠い場所へ行くときはバイクや車をさけ、自転車の利用を。
体重のコントロールうを常に気をつける。
背筋と腹筋のバランスが大切で、共に鍛える習慣を。
本を頭に載せて背筋を伸ばして歩いてみるチェック方法もあります。

 

全身運動で体全体の血行を良くすることが大切で、普段から良く体を動かす事が大切という事になります。

自分の体の普段、目に見えない部分にも、もっと意識を。

 

多くの人が悩む肩こり、これは肩自体ではなく、背中全体が凝っている事が多く、四つ足から二足歩行になった時からの宿命とも言えます。
重い頭に腕を二本を、背中の筋肉で支えることを余儀なくされた為に。

 

特に肩こりのひどい人には、意識して肩胛骨(貝殻骨・天使の羽と言われる背中上部の逆三角形の骨)を動かす努力を。


この骨は背中側の肋骨の上に乗っているだけで、肋骨と直接つながってはいません。
ゆえに上下左右と本来は可動範囲が広いのですが、動かさないでいると周りの筋肉がどんどんサビついてきます。

 

この肩胛骨を大きく支えているのが、両肩から背中にかけてV字型の僧帽筋。
そして、肩甲拳筋と菱形筋の三つの筋肉。

長時間同じ姿勢でいると、僧帽筋等が緊張し神経や血管を圧迫する事で血行が悪くなります。僧帽筋等を柔軟性のある筋肉にする事が大切。


まず腕を大きくゆっくりと回す。さらに上下左右にも。

肩を回す、腕を振るということなら…
竹刀のような物をゆっくり振ってみても良いです。(どんな棒でも良い)

胸を張る、意識して肩胛骨を回す。
肩胛骨を背中から後方へ浮き出させる等、普段やらない動きを。
各関節の可動域を広げる。(ストレッチ運動)
さらに、腰をほぐすには仰向けになり、左右のお尻を縦にずらす意識で骨盤を緩めてみるのも良いでしょう。

 

体重が増えることにより、背骨に多くの負担を掛けることから起こる肩こりはわかっていても、逆のやせすぎによる筋力の弱さの肩こりも気をつけなければなりません。

直葬・天国への引越