◆数息観
座禅などで最初に呼吸を整えるのに利用されるものに数息観があります。
これを自宅でも利用してみましょう。
少し深呼吸し、口を軽く開いて身体の中の空気を全部吐き出します。
次に吐ききったら鼻からゆっくりと空気を吸います。
この呼吸を数十回、吐く時に、ひとーつ、ふたーつでも、いーち、にー、さーんでも構わないので、数を読みながら、呼吸を整えることに意識を集中して雑念を排除します。
数息観は呼吸に意識を集中することによって、精神を安定させて入静の状態に導く基本的な呼吸法のひとつで、吐き出す息の時間を長くしてゆくことで、吸う時間も長くしていきます。
正心調息法は、2008年3月に亡くなられた創始者である塩谷信男医学博士が提唱する「頑張らない」「無理しない」ことを前提にした簡易で根源的な健康呼吸法です。
この正心調息法が有効なことを証明するために100歳まで生きてみせると博士は自ら断言されて、そして2002年3月に見事に100歳の誕生日を迎えられました。
西野皓三氏が創始した西野流呼吸法は、身体の60兆個の細胞の一つ一つに働きかけ、健康でいつまでも若々しい身体をつくる画期的なメソッドです。
由美かおるさんでも、お馴染みの西野流呼吸法は、行法の基本は足の裏から息を吸い頭のてっぺんまで気を通すイメージで行う足芯呼吸である。
華輪
気功などでいうスワイショウ。なめらかに腕を振り、身体にまきつけるようにする。
天遊
天真爛漫な子供が遊ぶイメージで足芯呼吸を行う。
円天
両手で天に大きな円を描き、丹田にエネルギーを満たす。
行雲
大空を進む雲のイメージで身体を動かし疲れをとる。
天翔
空翔る天馬のイメージで悠々と身体を動かす。
蓮行
水面に蓮が華開くイメージで機敏な動作と柔軟な身体を創る。
無辺
身体の中心である丹田の存在を感じとりながらゆっくりと首をまわす。
◆火の呼吸
全身をリラックスさせ姿勢をまっすぐに保つ。
息を鼻から吐きながらお腹を引っ込め、吸うときは鼻から自然に空気を入れる。意識は吐くことに集中する。
はじめは1分間に30回くらいのペースで行い徐々に速くしてゆく。
慣れたら1分間に200回程度の速さで呼吸を行う。
全身が活性化するなどの効果がある。
鈴木秀天氏の創始した氣道・真呼吸法は、現代医学で見放された自らの死病を克服せんと、自己治癒力による治療健康法を研究、練磨され体系化されました。
この他にも呼吸法
など、さまざまな呼吸法があるのでいろいろ自分に合った物を試してみてはいかがでしょうか。
たっぷりの酸素を取り入れる習慣がポイントです。