常に姿勢を正す習慣を身につける。 |
姿勢が悪くなると、人間の身体は違う意味でも良くできていて、なんとかバランスを取って動けるようにすることで「歪み」となり、先に書いた血液の流れを悪くし、次ページの呼吸が浅くなったりします。
正しい立ち姿の形として、姿勢のポイントをあげると…
頭・肩・お尻・ふくらはぎ、かかとを壁に付けて立った場合、 あごを引き、肩の力を抜き、天井から頭を引っ張られるように意識して、背筋を伸ばす。
自然おなかはへっこみ、お尻の筋肉は引き締まる状態になります。
ときおり、こんなチェックをしてみてください。
ここで、簡単な体の歪みチェック法を紹介すると…
仰向けに寝て両足を肩幅に開き、リラックスします。
その時につま先のの傾き加減に左右差がないかどうか。
後は靴底の減り方などでも、よくわかります。
背骨と骨盤をつなぐ筋肉を鍛え、骨盤の歪みを正すことが大切です。
最近よく言われるようになった「体幹を鍛える」というものです。
立ち姿の場合、骨盤の正しい位置は床に対して垂直な位置になります。
よく言われる、骨盤が寝ている状態は腰や股関節、そして膝や足首へと無駄な負担を掛けてゆきます。
ここでは骨盤を立てる意識が必要。
背中を丸めない、胸を張ることも大切ですが、基本は出来るだけ骨格の正しい位置を作り、それを筋肉で守ってゆくという考え方になります。
多少の歪みは睡眠中の寝返りや、生活の中で無意識に体が反応して元に戻そうとします。
ただ、現実にストレスの多い現代社会では、心身共に避けられない疲れが蓄積するので、自分自身で積極的に体の歪みを直す必要があると思います。
特に昨今、椅子等に座る姿勢からの歪みが多くなり、正す意識づけが大切になります。
悪い姿勢と言えば、真っ先に思い浮かぶのが猫背姿勢。
生活の中で、前かがみの作業が多いことが癖になり、無意識で続けてしまう事から悪い姿勢につながります。
また、筋力(背筋や腹筋)が弱ってくると、もたれる事により徐々に座る位置が前にずれてくる事や椅子に座る時に、もたれたり、腰を浅く掛ける事から、背中が丸くなり筋肉に負担をかけ続ける事から、首や肩のこりや腰痛などを引き起こします。
椅子に座る時は意識して、深く腰掛け、もたれないで背筋を伸ばしアゴを引く事が大切です。
そしてその姿は、他人から見るとスキッとした綺麗な姿に見えます。
機会があれば、座っている人で綺麗な姿の人を見つけて参考にしてください。
後は長時間、同じ姿勢でいるのは良くないので、休憩と適度な軽いストレッチの習慣を。
簡単方法では、胸を反らしたり、肩甲骨を縮めたり伸ばしたり、体を左右にねじったり、大きく伸びをしたりするのが良いと思います。
最近は特に、肩甲骨を動かす運動をよくやる事で、肩のこりや目の疲れが緩和するのを自分では感じています。
姿勢を正すのにお薦めなのは、数点あるなかで「逆立ち」「金魚運動(正式名:金魚脊柱整正法)を含めたゆさぶり全般」「真向法」、経験のない方には「整体」や「カイロプラクティック」なども一度、受けてみるとさまざまな発見があります。
背筋を伸ばしてアゴを引く。少し意識してみてください。
次は大切な呼吸。